実は誰にでも起こり得る産後うつ・・
しかし、あまり知られていないことから
症状があっても気づかずに
一人で苦しむ方が多いのが現状です。
今回は産後うつについて情報を共有し
私の実体験も交えてお伝えしていきたいと思います
産後うつとは
産後はマタニティブルーといって
産後3〜5日頃に
涙もろくなったり、感情的になったりと
軽いうつ状態を20〜50%の割合で経験することが多く
10日ほどで落ち着いてきます。
しかし、このようなうつ状態が
2週間以上続く場合は「産後うつ」が考えられます。
産後うつは産後2〜3週間から起こることが多く
何ヶ月と続く場合があります。
産後うつは出産した女性の
10人に1〜2人に起こると言われています。
産後うつの原因
産後は10ヶ月かけて変わったママの身体が
およそ2ヶ月で元の状態に戻ろうとするために
急激なホルモンバランスの変動が起こります。
医学的にはその身体の大きな変化に順応できず
心が不安定になることが原因と考えられています。
しかし、私は性格的な要素が大きく影響すると考えています。
例えば次のような方です。
✔︎ 完璧主義で自分に厳しい方
✔︎ 神経質な方
✔︎ 涙もろく感受性が豊かな方
✔︎ 心配性な方など・・
・・つまりストレスに弱い性格の方です。
このような性格の方は私の経験上、
マタニティブルーや
産後うつになりやすい傾向があるように思います。
産後うつと虐待について
もし、気づかずに産後うつの状態で
赤ちゃんを一人で見るとはどういうことになるでしょう?
夜は十分に寝れません、
赤ちゃんの泣き声は苛立ちを生みます、
そして上の子がいたらお世話もあります。
自分に余裕がなくなると
愛情を注ぐことなんて出来るでしょうか?
赤ちゃんを可愛いと思えなくなるのも当然です。
そして、そんな自分を責めるでしょう。
やり場のない感情が虐待に走るのは当然です。
私の産後うつ実体験
私自身も一人目の産後6ヶ月の時にうつを経験しました。
アトピーだった私の長女は身体を痒がり泣き叫びます。
完全母乳だったので、小児科医師には私が何を食べたかを記録するように指示されました。
「こんなもの食べたらダメ!」と注意される度に
「治らないのはお母さんのせいだ」と言われてるような気がして、とても辛かったです。
また、搔きむしる子供をみて、
症状が悪化したのは自分のせいと責め続け
この子と一緒に死のうか…と何度も考えました。
体重は産後10ヶ月で20kg痩せ、小児科医師から
母乳をやめるように指示されました。
これが、今思うと産後うつだったように思います。
母乳をやめた途端に
身体がすごく楽になり、
気持ちは晴れ、
子供が可愛いと思えるようになりました。
産前産後についてのプロである助産師の私でさえ
母乳をミルクに変えるという選択肢はありませんでした。
うつになると正常な判断力が失われます。
そして1点だけしか見えなくなり、
他人からの助言で初めて
違う世界に目も向けられることができたのです。
もし、私と同じように悩んでいる方は
とにかく誰かに話してください。
必ず違う方向が見えてくると思います。
産後うつの症状をチェック
✔︎ イライラして周りの人に攻撃的になる
✔︎ 理由もなく、突然泣いてしまう
✔︎ 外出したくない
✔︎ 食欲がない、もしくは過食
✔︎ 朝、スッキリせずに疲労感がある
✔︎ 自分を責めてしまう
これらの項目に当てはまる方は
一度、心療内科の受診をお勧めします。
産後うつを予防する4つの対策法
うつと診断がつくと
なかなか自分だけでケアするのは難しいかと思います。
最善の方法は妊娠中からの予防対策だと、私は思っています。
「産後うつは関係ない」と思われる方も是非、一読ください。
①悩む事は一人で抱え込まずにパパに相談する習慣を!
どんな些細なことでも、ストレスに感じることは吐き出すことが重要です。
「室内がちょっと暑いけど・・」「ゴミを捨てないことにイライラ・・」などチリツモです。
全部、正直に気持ちを伝えましょう!
②家事は手を抜いてOK
家事を完璧にこなしてしまう方ほど要注意です。
「部屋が散らかっていても死なない」くらいに思いましょう♪
③泣きたい時は思い切り泣く!
我慢せずに思いっきり泣きましょう!涙は脳のデトックスです。
④パパに期待するのはやめる!
女性は環境や相手の表情から読み取ることが上手ですが
男性は言葉で情報を得る・・と考えた方が良いでしょう。
もちろん、個人差はありますが、
「なぜ私がしんどいことに気づいてくれないの?」
「今日は記念部なのに忘れたの?」
「私はこれだけの家事をしているのに・・」など考えるのは無駄な労力です。
思いを気づいてほしい、私の理想に近づいてほしい、無理です!笑
期待すればするほど、思い通りにならない時にショックを受けます。
ですが期待しなければ、ちょっとした反応が嬉しいと感じます。
不思議です・・
私は、この発想転換で今はすごく楽になりました。
私の実体験を元に、私なりの解決法をお伝えしました。
皆さんに当てはまることではないかも知れませんが
自分に厳しくせず、労わることだけ忘れないでください。
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産前産後&女性専門整体院ann-b(アンビー)
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